フラットな組織構造を活用して事務所を強化する3つの方法

JKスクエア 文:ジョナサン・キーザー

多くの企業は明確な階層構造のもとで運営されていますが、階層的な組織構造は、チームメンバー間の過度な競争、従業員の士気低下、あるいは「我々対彼ら」という対立意識といった、望ましくない副作用を招くことが少なくありません。当社をはじめとする、商業用不動産業界で大きな成功を収めている企業は、フラットな組織構造の価値に気付き始めています。この構造は、いくつかの独自のメリットを備えた魅力的な選択肢となっているのです。

借りた翼

フラットな組織構造の最大のメリットは、次世代の有望な人材が、より早く自らの可能性を最大限に発揮できるようになる点にあると言えるでしょう。キャリアの最初の10年や15年間、自分を見下されたり「劣っている」と感じたりするのではなく、彼らは最初からチームの一員として尊重され、大切に扱われるのです。

例えば、当社のチームに新しく加わった産業分野の専門ブローカーは、入社後の数週間、会社の主要メンバーとじっくり話し合い、彼らのベストプラクティスを学ぶことが非常に役に立ったと感じています。このアプローチは、ベテランのブローカーが、新入社員が将来的に競合相手になることを恐れて、次世代に知恵や経験を共有しないのが一般的な従来の企業とは異なります。それに対し、協力的な環境下では、専門知識やアドバイスがオープンに共有されるのです。 新入社員は、オフィス内の誰にでも指導やサポートを求めることができると分かっています。これは、特に業界未経験者にとって、かけがえのない贈り物です。

このような平等で支え合う姿勢は、私たちの業界では他に類を見ません。不動産ブローカーを目指そうとする新人は、この業界が非常に厳しい上、キャリアを積み上げる過程でほとんど支援を受けられないため、しばしば諦めて辞めてしまいます。ベテラン社員が後輩を指導し、成功への道を教えることで、企業はより成功を収め、最大限の成果を上げることができるようになります。

結束したチーム

私は肩書きをあまり重視しません。不動産会社では、それぞれに役割がありますが、自己中心的な肩書きに頼る必要はありません。これは「ワンチーム」という考え方を後押しし、私たち全員が対等であり、一人ひとりの貢献が重要であることを思い出させてくれます。重要な第一印象を担う受付から、最も長く在籍しているブローカーやアドバイザーに至るまで、すべてのチームメンバーが不可欠なのです。 全員が協力し合い、互いに指導し合い、対等な立場で接し合うべきです。

新しいブローカーがチームに加わった際は、規模の大きな見込み客案件に彼らを参加させましょう。状況に応じて、重要なプレゼンテーションの役割や、プロジェクトの主要な部分を任せてまとめるようにしてください。案件を獲得した際には、意図的にその功績を称え、祝福するようにしましょう。こうした意図的な取り組みは、新しいチームメンバーのやる気を高め、より一層の活躍を促すことになります。

意欲的な雇用主

主体性を持った従業員

当社は、組織として協調して活動し、各メンバーに高い期待を寄せ、並外れた能力を備えた精鋭集団であると自負しています。その姿勢は、ネイビーシールズ(Navy SEALs)のそれと似ています。もしネイビーシールズ隊員に出会ったとしても、「階級は?」などと尋ねることはないでしょう。ただ「すごい、ネイビーシールズ隊員なんだ!」と言うはずです。メンバーであること、それだけで十分なのです。

サーバント・リーダーとしてのあなたの役割は、チームのメンバー一人ひとりに奉仕し、全員が完全な成功を収められるよう支援することです。それは、他のすべてのチームメンバーにとっても目標であるべきです。

このフラットな組織構造は、他の大成功を収めている企業でも大きな成果を上げています。例えば、Googleでは、従業員が「上層部」の許可を得ることなく意思決定を行えるよう促すことで、このフラットな組織構造を活用しています。この手法により、従業員は自らの意思決定に対して個人的な責任を感じることができ、その結果、慎重に判断を下すようになります。また、経営陣から信頼されていると感じ、その信頼に応えるべく最高のパフォーマンスを発揮するのです。

キーザーでは、メンバーが常にチームの一員として十分に能力を認められていると感じられるよう、同様の取り組みを推進しています。明確にしておきますが、フラットな組織構造とは、会社が手当てをばらまくことを意味するものではありません。しかし、誰もが必要な支援を受けられ、自身がもたらす価値に見合った公正な報酬を得ることができます。

全員が互いの成功のために惜しみなく貢献し、一つのチームとして一体となって活動することこそが、企業が公平な競争環境を築くための鍵です。その結果、一人ひとりが単独で活動していた場合よりも多くの収入を得られるだけでなく、その過程においてはるかに充実した経験を得ることができるのです。

もし御社が階層的な組織構造の弊害に悩まされているなら、フラットな組織構造が御社にも適しているかどうか検討してみてはいかがでしょうか。

『フォーブス・リアル・エステート・カウンシル』で紹介されました